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企業内保育園に在籍する看護師とは?役割と仕事内容

公開日:2021/05/15  最終更新日:2021/04/05


2018年に働き方改革が施行され、全国各地にある企業では社員がよりよい環境で仕事に従事できるような取り組みを実施されています。そのひとつに「企業内保育園」があり、社員が自身の子どもたちを会社に連れてきて業務中に預けられるようになりました。ここでは看護師の在籍していますが、その業務体系や役割等と詳しくここで見ていきましょう。

どうして企業の中に保育園があるの?

1990年代後半ごろから、女性の社会進出が目覚ましくなりました。以前は結婚をされた女性は勤め先を退職して、家庭に収まるという方が多かったものです。しかし、社会進出をなさった女性の方々は結婚・出産を経験してもまだ現役で働いています。

この影響により全国各地で保育園の需要が伸び、さらに定員をオーバーするという事態にもなったものです。待機児童問題という言葉を新聞やニュースで目になさった方も多いでしょうが、子どもを保育園に預けたくても預けられないという新たな問題が発生したわけです。

保育園の数が足らず、そこで働く保育士の確保も難しいという現況を打開するため、総務省ならびに厚生労働省では、2017年に従業員数200名以上の企業に対し「企業内保育園」を設置して、社員が利用できるようにする法案を決議したというわけです。2021年1月時点で全国に計1,500の企業内保育園があり、保育士ならびに専属の看護師が在籍して働かれている方のお子さんを、就業時間の間預けておけるようになりました。

保育園に看護師が在籍している理由

企業内保育園は0歳児から6歳児までの乳幼児が利用できます。この年代のお子さんは体調を崩しやすいという特徴があるため、2017年に可決された働き方改革法案内で、企業内保育園には必ず1名以上の看護師を常勤させる旨も盛り込むことになりました。

看護師が常駐することで、たとえ保育所にお子さんを預けていたとしても体調管理をお任せできるので、安心して業務にあたることができるでしょう。また、アトピーやアレルギー・気管支喘息などの持病を有しているお子さんが利用する際でも、保育士では実施できない投薬をすることも可能です。在籍できる看護師は正看と准看の2つの資格に対応していて、応急処置から投薬・バイタルのチェックなど計30項目の業務を開園している間行わないといけません。

厚生労働省が設けている「児童福祉法」に準じた業務となるため、基本は保育のお仕事はなされません。一般的な企業だと新たに人材を募集するのではなく、医務室で働いている方を責任者というスタイルで任命されるのが大半となっています。

企業内保育園で働く看護師の1日

インターネットで「企業内保育園・看護・仕事」というキーワードで検索をすると、100件以上もの項目がヒットします。実際に働かれてる方の体験談や口コミなどを記載したSNSも多く、それらから保育園で勤めた際の1日の動向を目にできました。

ここでその一例をピックアップすると、午前9時にお子さんを受け入れ、全園児の体温測定を実施します。これが看護業務のバイタルチェックにあたり、出欠をとりながら健康管理をするというわけです。体温測定の結果を名簿に記入したのち、在籍する園児ごとの体調管理表にも目を通されています。

午後の昼食時間になるとアレルギーを有する子専用のメニューを確認して、安全に食べられるように配慮をする業務があります。アレルゲンがないことを確認、さらに持病の治療のためにあらかじめ保護者から預かっている内服薬を用意しなくてはいけません。午後は保育士とミーティングをして、各子どもたちの健康管理の報告と事務作業をすることになります。業務は8時間となっており、その大半が医療関係のものです。

企業内保育園の看護師の求人スタイルとは?

2020年12月時点で、企業内保育園でお勤めをなさっている方は約4,500人です。看護師という括りで見ると全国に約23万人が存在するので、企業内保育園で専属で働かれている方の人数は非常に少ないといえます。実際に働いてみたいという方も少なくないでしょうが、その際の働き方の大半が派遣・契約社員となっているのが特徴です。

企業が正式に正社員として採用するケースは稀で、それがなされない理由は、企業内保育園は関連会社が運営を行っているからでしょう。大手企業ほどその傾向が強く、保育園の運営は別会社が出向してなされているところが約1,000件もありました。

このため、看護師はもちろんのこと、保育士も一定期間の契約で雇用をなされる派遣社員です。契約社員であることのメリットは、専業ではなく副業というスタイルでも働けるという点です。本業がお休みの時だけ出勤することもできるため、普段は病院でお勤めをされている方でも自分のライフスタイルに合わせて企業内保育園でも働くことができます。

どんな人が企業内保育園の看護師に向いているの?

看護師というと、病を患っている方に寄り添って献身的に看護ができる方に向いているお仕事です。日本では年間約15万人もの方が新たに看護師の資格を取得されており、献身的な働き方に憧れる方が多いといえるでしょう。企業内保育園でお勤めをなさる方の場合は、その献身的な心のほかに子どもが好きという方に向いている職場です。

0歳から6歳までの未就学の乳幼児を預かる施設なので、子どもの泣き声や大きな声に耐性がある方が望まれます。実際に小児科や病棟勤務を経験なさっていたり、子育てをした方なら優先的に採用されるケースも多いです。昨今は女性さけでなく男性看護師も多くなっており、採用時に性別を重要視されることはありません。

一度家庭に入って看護業務でブランクがある方でも、企業内保育園なら基礎的な医学知識と看護のみとなるので働きやすいことでしょう。中には60代70代の方も企業内保育園で働かれているところもあり、免許を持っている方であれば基本はどなたでもすぐ業務に就くことができるのが特徴になっています。

企業内保育園で働いたときの報酬について

実際に企業内の保育園で働くには、手にできる報酬がいくらになるのかをしっかりと把握しておきたいものです。全国にある計40件の保育園の求人や実際に働かれている方の月収をリサーチしたところ、平均で約28万円となっていました。勤務時間は1日8時間のフルタイムで、契約社員というスタイルの雇用形態です。

時給に換算すると1時間1500円となり、休憩時間は60分・企業内カレンダーに合わせた休日が月10日という条件での報酬でした。一般的な病院勤務だと日勤だけでなく夜勤・早番の3回交代制が基本なので、身体的な負担が少ない業務といえるでしょう。看護師の平均月収が約30万円なので、さほど大差はなく、自身の生活スタイルを維持するにはよい働き方ともいえます。

なお、先述した月収は初任給であるため、勤続年数が長くなって何かしらの役職に就いた際はさらに金額は向上します。企業内保育園なので残業はなく、宿直も発生しない点を考慮すると報酬以上に看護師の資格を活かした仕事の中でも、円滑な働き方ができる現場です。

 

以上、企業内保育園に在籍している看護師の役割や業務内容について見ていきました。働き方改革によって誕生した企業内の保育園は、その会社に在籍なさる社員にとって子育てと仕事を両立させられる大切な場所です。与っているお子さんの体調管理をしっかりと行うのがおもな業務で、看護師というスキルを存分に活かせる現場です。

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